Holographic Interferometry

時間平均法以外の振動計測 ストロボ法など

ホログラフィ干渉法の実用的な応用の1分野が振動計測でした。時間平均法については前記事で述べました。振動の振幅分布を計測したり共振点探査を行う意味では極めて有効な手法ですが、振動の位相に関わる情報は得られません。Time-averaged(時間平均)してますから当然です。で、振動の位相に関する情報が必要なら、ストロボ法等の工夫が必要です。ダブルパルスレーザーによる二重露光法でも可です。さて、

上図のような電気光学結晶(Electro-optical crystal)等を用いて、本来連続波で発振しているレーザー光に強度変調を加えます。この結果得られるチョップ光を可振信号に同期させることで、”二重露光法”もどきを行うのが原理です。図で書くと、

これで撮影した矩形金属板の2次元振動の様子が、

左側が時間平均法での撮影結果、右側がストロボ法による結果です。さらに高い周波数で可振すると、

このような結果が得られました。時間平均法でもストロボ法でも振動のパターン(振幅分布)は明確に把握できます。従来の点から点の振動計測法とは比べものにならない効率の高さです。パルスレーザーでの二重露光法による結果の一例は、

振動計測という意味では、共振点探査などが主要な目的ですが、非破壊検査としての切り口もあります。二重露光法によるものの例は、

や、

干渉縞の局所的な異常により欠陥を検出する試みです。が、ホログラフィ記録をするというのが環境的に厳しいので、オンラインでの非破壊検査としては成立しにくく、”デモ”のレベルのとどまりがちでした。デモとしてはビジュアル効果があります。

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