まじめに微分方程式を解く
最後になってしまいましたが、4端子回路のローパスフィルターの回路方程式(微分方程式)を解いてみましょう。いけるところまで行ってみます。回路は、
と書けますね。時刻tにおける回路を流れる電流の値をI(t)としています。一応図の矢印の向きが+として、逆方向に流れる場合を-としましょうか。ωは角振動数です。さて、I(t)に関して、
が成り立ちます。実験=実測である、
の典型的な結果である、
これから、
と置けることが予想されます。これを式(1)に入れると、右辺は、
となり、
の形とみなすと合成の公式が適応できます。ごちゃごちゃ計算すると、最終的に
右辺は、
となり、
が交流回路での周波数ωの時点での抵抗分(インピーダンスといったりリアクタンスといったりします)を表していることになります。この量自体が周波数(ω)に依存していますが、今問題はゲインの周波数依存性を調べたいので、コンデンサの両端の分圧分は、
これがローパスフィルターのゲインです。これをExcelで計算して、プロットしてみましょう。
このような数表を作ってから、グラフ化すると、
横軸は対数目盛ですが、nが変数ですからfじゃないです。形はらしいですね。Rの両端電圧は、
なのでついでに計算しています。そちらをプロットすると、
ハイパスフィルターの特性が見えています。位相差の導出はここでは触れませんけど、
と求められました。これはローパスフィルターの場合です。
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