Debianの設定 LAN ipアドレス固定、DDNSへの登録
前回のインストールで、立ち上がったコンソールでrootないし初期登録ユーザでログインして、
ip a
とコマンドを投入して初期アドレスを得ます。インストーラーでsshdもインストールしてますので、まずそのipアドレスへsshしてみましょう。
Windows環境からならば、Teratermを使うのが吉です。

ipアドレスには上記で得た値を入れます。いまは標準のポート22でおけです。

rootでログインするためには設定が必要ですが、後で行います。一旦普通なユーザーのidとpasswordでログインします。

今のipアドレス(LAN内の)はinstaller起動時にDHCPD(dhcpサーバー)からもらったもので、固定されているわけではないのですが、色々な点で固定した方が良いわけで、固定しましょうかね?
管理者権限が要るので、一旦suします。sudoができるならば、sudo vi ….でもおけです。まずinterfaceの確認してからね。
root@fenix:~# ip a
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host noprefixroute
valid_lft forever preferred_lft forever
2: enp5s0: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
link/ether 14:dd:a9:2a:3b:1c brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
3: eno1: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
link/ether 14:dd:a9:2a:3b:1b brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
altname enp0s25
inet 192.168.0.230/24 brd 192.168.0.255 scope global eno1
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 fe80::16dd:a9ff:fe2a:3b1b/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever
/etc/network/interfaces
ファイルを編集します。
root@fenix:~# cat /etc/network/interfaces
# This file describes the network interfaces available on your system
# and how to activate them. For more information, see interfaces(5).
source /etc/network/interfaces.d/*
# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback
# The primary network interface
allow-hotplug eno1
auto eno1
iface eno1 inet static
address 192.168.0.230
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.0.1
書き換えたら、
systemctl restart networking.service
で、無反応になるので、一旦接続を切って、再度新ipアドレスへsshします。
さて次は、DDNS Dynamic Domain Name Serviceに登録して、”名前”でipアドレスが引けるようにします。筆者は”www.mydns.jp”を利用しているので、例として使ってみます。ホスト名として希望するものを複数用意しておきましょう。例えば、”hawk”,”falcon”という猛禽類とかよくありますね。惑星の名前系もありですね。mars,earth,venus….とか。SF作家の名前(名字)とかが好きな人もいますね。優先順位を付けておきましょう。wpとかwordpressとかは絶対使われているでしょうね。ホスト名の他にメールが受け取れるメールアドレスが必要です。gmail.comのアドレスも使えますが、最初は注意が必要です(後述します)。まずは
へアクセス。”Join us”から、

ここで送信。

なので、gmailのアドレスで登録しようという方は、迷惑メールに紛れているかもしれないので、liftしましょう。

やはり紛れ込んでいました。liftして、
Jake Burst様
MyDNS.JP管理システム
ユーザー登録が完了しました
このたびはMyDNS.JPにご登録いただきましてありがとうございます。
以下に登録情報を添付しておきますので、無くさないように保管願います。
MasterID & Password :
mydns341710 masked-password
ここでIDとPasswordが大事です。これらを使って再度www.mydns.jpへ、
名前(hawk)を登録して、次に、

ipアドレスを設定します。これで名前で引けるようになります。
名前が登録できた時点で、

のようなメールが来ます。一度liftしてるので、今回は、迷惑メールには紛れ込みません。一旦ip アドレスを登録しても、週に1回程度はupdateする必要があります。ipアドレスが変わらなくてもです。www.mydns.jpのページには、以下のような記載があります。
おつかれさまでした。
これで、MyDNS.JPの設定は完了です。 インターネット上のどこからでも、あなたのサーバーのIPアドレスにたどり着くことが出来るはずです。 あとはルーターやサーバーの各種設定をしてください。
皆さんが登録したドメインのDNS情報の生成期間は、最新の(最後の)IPアドレスの通知から一週間です。 この期間中は、IPアドレスの通知や、WEBからのログインが無くてもDNS情報が有効ですが、一週間以上まったくIPアドレスの通知がない場合には、DNS情報の生成をしなくなります。
…ただ、単にDNS情報の生成をしなくなっただけでは、皆さんが気がつかないことが多いので、DNS情報の生成を停止した旨を登録されているメールアドレス宛にお知らせするとともに、WEBでもエラーページを表示することでお知らせします。 なお、利用終了で放置IDとなっている場合にも、お知らせメールを何度かお送りしてしまいますが、ご容赦ください。
なお、一ヶ月以上全くIPアドレスの更新がない、もしくはログインも無いという場合は、登録データそのものを自動的に破棄しますのでご注意ください。
と記述があります。対処法も記載されていますので、参考にしてください。期限が過ぎると警告メールが飛んできます。筆者はdebianでサーバーを構築してますので、週に1回Bash scriptをcronで起動しています。具体的には、
wget -q -O /dev/null http://mydns_your_number:your_password@www.mydns.jp/login.html
もちろん緑部分は、読者固有のものに変えてください。これがping.shとすると、
38 5 */6 * * /home/nao/ping.sh
で毎週木曜日の5時38分に起動してます。
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