QwatchView使えなくなるかも。その場合の代替案。
ということで、何回か取り上げていますけど、一向にQwatchView使えています。が、iobb.n止まると使えなくなるので、代替案を提示しています。rtspプロトコルを利用するやり方を
で述べました。具体的にはVLCやffplayといったrtspプロトコルをサポートするプログラムを使うと、動画を見ることはできます。上の例では、local ip経由の例でしたが、ちゃんとiobb.net以外のDDNSからWAN界隈からのIPアドレスが引ければ、登録しているホスト名でアクセスできます。ただし、ルーターの内側にはたくさんのlocal ipを持ったマシンがぶら下がっていますから、特定のポートに来たrtspプロトコルのリクエストをちゃんとTS-WLCEのlocal ipに振ってやらなければいけません。これをポートフォワードといいますけど、それはTS-WLCEのリクエストでルーター様が設定してくれているはずです。確認してみますか?

こんなようなものがルータの設定画面で確認できていれば大丈夫です。下側の2段がTS-WLCEに該当する部分です。さすがに一部マスクしました。ということで設定ができていれば、外からPCやiPhoneでrtspプロトコル経由で現状の動画を見ることができます。拙作のプログラムを使えば、外から観察できます。
ただし、この場合も以下の行
String playbackurl = "rtsp://localip:38912/ipcam_h264.sdp";
を
String playbackurl = "rtsp://globalip:38912/ipcam_h264.sdp";
に変更しないといけません。
が、もう一つの手段がありました。以前に紹介したQwatch シリーズ API 仕様書を眺めるに、下記の部分があります。6.6. 映像の取得という節です。

rtsp以外にもプロトコルがありますね。ただし音声は無しになります。音声無しでよければ、これも使えます。プロトコル自体はHTTPなので、普通のブラウザを使えるはずですね。TS-WLCEは該当機種に入っていませんが、使えるようです。上記の表を元にurlを組み立てておきましょう。
以下がurlですね http://id:password@host_name:38826/snapshot.cgi
になりますね。カメラに設定したidとpasswordを加えています。host_nameはiobb.netではないDDNSサービスに登録したホスト名です。今この記事を読んでいるマシンがPCならば、試して見ましょうか?

試して見ました。ブラウザはChromeです。一部隠蔽しました。さてiPhoneでご覧になっているあなたはどうしましょうか?ブラウザのurlが結構長くいちいち入れるのが面倒だったり、ブックマークしにくかったりするので、いつか紹介したiosのショートカットの出番です。
途中まで一緒ですが、ショートカット起動後右上の“+”をクリックして、

ここの中程の”アクションを検索”でChromeと入れます。実際には、”C”と入れたくらいで、Chromeが見つかるので、以下から”ChromeでURLを開く”を選択します。

下の画面で、urlを入れていきます。

ここでurlが正しく入っていれば、右下の矢印をクリックすればテストできます。

よいですね。ではショートカットができたので、ホーム画面にセーブしましょう。

ここで黄色いマーカー部分の+をクリックしてアイコンの形や色を選んで、名前を付けておしまいです。ホーム画面からクリック一発で目的の動画を見ることができます。Chrome起動して、ブックマークを選ぶよりは簡単ですね。またrtspでアクセスするよりずっと応答が速いように感じます。その意味では、iobb.netが終了する前の今でもこちらのショートカットで現在のカメラの画像を確認する方がよほど便利です。その意味でも公開しました。
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