IO-DATA TS-WLCEで郵便物投函を検出してみる

ソフトウエア編 その3 rtspプロトコルで動画を得て表示する

TS-WLCEでは動画をAPI経由で得ることもできます。単純にhttpプロトコルで現在の画像を確認することは基本的に可能ですが、それ以外にrtspプロトコルで動画を得ることもできます。その場合のAPIは、

前の記事でも参照したQwatchシリーズ API 仕様書では、

rtsp://ts_tlce.local.ip:38912/ipcam_h264.sdp

で取れることになってます。local.ipやport(38912)は設定で変わります。で、簡単にテストするには、上記仕様書にも記載されていますが、

ネットワークプロトコルに上記のように入力して、再生をクリックすれば良いです。で、WANからTS-WLCEに到達するにはルーターの設定等が必要ですが、可能です。自作のアプリケーションから動画を得て、再生したり、録画したりするには、やはりVLCないしffmpegといったrtspプロトコルをサポートしているライブラリを利用すれば可能です。VLCで動画を得ている状況のスクリーンショットを以下に示しておきます。

後々自作プログラムから動画を表示したり、ファイルへ録画したりするために、どうせインストールするのであれば64bit版のVLC Playerをインストールしておきましょう。プログラム開発のためにはヘッダーも必要ですが、詳細は今後の記事で述べます。ffmpegの相方のffplayでの再生画面も示しておきましょう。コマンドプロンプトから、ffplayのパスが通ったところから、

C:\ffmpeg\bin>ffplay -i rtsp://192.168.0.112:38912/ipcam_h264.sdp

で、

となります。内側のフレームで動画が再生されています。

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