C++ Builder CE あるある

1. 実行時のエラー

C++ Builder CEで作ったプログラムを起動すると以下のようなエラーが出ることがある、

インストールされているC++ Builder CEのバージョンが違っている環境で起動したり、そもそも開発環境そのものがインストールされていない場合に発生することが多い。これの対策としては、再buildするか、静的にリンクすれば良い。後者の方法は、

具体的には、

上記のペインで“project1.exe”を右クリックして出てくるポップアップメニューの一番下の”オプション”を選択。ないし、トップメニューの”プロジェクト”

の一番下、あるいは上図にあるように”Shift+Ctrl+F11″

指示の通り左側のオプションから、まず“C++リンカ”を選択。

上図の動的RTLとリンクするのチェックを外してfalseへ。(今はtrue)。

もひとつ、左側のオプションからパッケージ-実行時パッケージを選択、

上図で”実行時パッケージを使ってリンク”falseへ。(今はデフォルトのtrue)。

この両方を設定することが必要です。特にフリーウエア等として配布する場合は、必須の設定です。覚え方は、”二カ所をfalse”にするです。また、この設定は、ターゲット別に設定する必要があるので、debug版、release版、32bit,64bitそれぞれで設定しないとだめです。保存する前に確認をしてください。

設定ができればそれ以降buildしたプログラムでは問題が出ないはずです。ライブラリを静的にリンクすることになるので、実行形式のファイル(普通拡張子はexe)のサイズがかなり大きくなります

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