MPOとかJPSとかの2.5D画像に飽きたので、本当の3D画像をみてみましょう
ですが、ブログで表現できるかが不明です。要するに平面での表現ですが、動画で視差とかが表現できれば雰囲気は伝わるかなという趣旨です。下図は書籍としても記事で紹介した”Optical Holography”から引用させてもらいました。(既出ですが)さて…..。

光学系としては下段に相当します。He-Neレーザーのビームを顕微鏡対物レンズで広げて、ホログラムに当てて、ホログラム越しに虚像を観察する状況です。ホログラフィ干渉法についても言及したので、その例を二三示せればと思います。まず、二重露光法から、静止像。
空中にティーポットが浮かんでいるように見えますでしょうか?単色じゃないかって?色情報が欠落しているって?ホログラム作成時にHe-Neレーザー(単色光)を使っていますので、忠実な再現です。情報が欠落したわけではありません。で、上記のポットの初期状態を一旦乾板に記録して、そのままで、ポットを加熱して変形(膨張)させた二回目の露光を施して、現像定着してホログラムを作成して、再生すると、
物体上に干渉縞がのっているように見えますか?ちょうどホログラム部分が窓枠のように見えていて、それ越しに少し奥にあるポットが干渉縞をのせたままみえているようだと動画的には正解なんですが。静止画としては、

画質があまり良くなくて恐縮です。別の例を示します。振動計測に応用できる時間平均法という手法で、ウクレレの振動を記録した例です。まずは、静止像から、
左右に視点を変えたり、寄ったり引いたりしていますが、視差が表現できていますか?このウクレレに加振素子(チタン酸バリウム電歪素子)を付けて、強制振動させて時間平均法で撮影したのが、
振動のモードは0次で、一番低い共振周波数400Hzの場合です。
やはり裸眼で直接再生像を眺めるのがベストなんですが…..。
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